50代の焼肉

ライフ

年に1,2度、焼肉を食べに行きます。

若い頃は月に1回はで行っていましたが、今ではすっかり年に一度の特別な日に行くだけとなりました。

理由は簡単。体が欲しなくなったのです。

加齢で食事の趣向が変わっていくのは、自然の摂理ではないかと思うところです。

 

仕事の付き合いも同様です。

若い頃は若い者同士、安い食べ放題の焼肉を食べまくりもしましたし、ボーナス月には一人2万円分の高級焼肉を食べたりもしました。

とりあえず片っ端から注文する。

「キムチ」「サラダ」「サンチュ」から始まり、「カルビ」「ロース」「赤身」「サガリ」「ホルモン」「レバー」「タン塩」とテーブルに並べ尽くして、どさどさと焼きながら食べまくる。締めに「ビビンバ」「冷麺」、締めの締めに「スイーツ」。

中ジョッキ生ビールを何杯も飲みながら、です。

今では、同年代の方々と食事をする時は肉の選択肢はありません。

魚・刺身の選択がほとんど。酒も日本酒が美味しいところ。

みんな同じような胃袋事情なのでしょう。

11月が妻と同じ誕生月であるこから、ここ数年は年一度の焼肉は地元ではちょっと有名な焼肉屋に行くことにしております。

地域振興券なる10,000円で13,000円分の買い物が出来る冊子を毎年購入し、この焼肉デーに使用します。

注文も必要最低限から始まります。

まずは、「キムチ」「トマト」「枝豆」「海鮮サラダ」をビールでつまみながら、メニューを眺めて肉を決めていきます。

とりあえず一番お得な「満足盛り」(3,990円)。

これは、漬けカルビ、カルビ、ロース、ハラミの盛合せで、これだけで十分満足できるだけの分量です。

こいつを食べ終えてから、もう既に満腹感がやってきます。

ビールは1杯でやめ、妻はマッコリ、私は日本酒に切り替えます。

そこから最後の肉選びとなりますが、外せないのが「タン塩」。それと、やっぱり「カルビ」ですかね。

ここはいずれも「上タン塩」「上カルビ」を選択します。

肉の味は間違いなく価格に比例すると思っているので、最後の肉は、より上質な肉を選んでしまいますね。

それなら和牛を頼めば良いのですが、予算を考えるとそうもいきません。

  

 

いつもなら、最後に締めとして冷麺やビビンバなど頼むところですが、胃袋に余裕はなく、ならばせめてと「和牛炙り握り」を2貫食べて終了。

十分満足です。

 

お代はというと、締めて14,084円也。

地域振興券1冊と差額を払って終了です。

ちょっぴりお腹はもたれていますが、帰りにコンビニでシュークリームを買って食べたのは、50代の消えんとする若さへの最後の挑戦を感じた次第です。

 

もういっぱい。

しばらくお肉はいりません。

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