秋晴れの気持ちいい休日は、部屋の片づけをしたくなるもの。
最近、特に問題となっているのが自室にあふれ出した本です。
さほど大きくもない本棚は、以前から満杯状態。
今ではデスクの上に微妙なバランスを保ちながら、積み重なっております。
先日の震度5弱の地震では、ものの見事に崩れバラまかれましたが、翌日には性懲りもなく再び積み上げた次第です。
とりあえず、文庫本に絞って処分することにしました。
自転車で運べる分だけ、段ボールに詰めいざ出発。
全71冊。
さようなら~。
ほとんどがBOOK OFFの100円コーナーで買った古い本ばかりです。
それをまた、BOOK OFFに売りに行きました。
まあ、1冊10円くらいで700円くらいだろう、と予想していたのですが、思いのほか高い値段が付きました。
なんと、 1,905円。
高値順に書籍名と著者を記してみます。
太字は購入額が300円から500だったものです。
- 「わたしたちが孤児だったころ」(カズオ・イシグロ) 100円
- 「浮世の画家」(カズオ・イシグロ) 70円
- 「暗夜行路」(志賀直哉) 70円
- 「文鳥・夢十四・永日小品」(夏目漱石) 70円
- 「漱石の思い出」(松岡 譲) 70円
- 「わたしを離さないで」(カズオ・イシグロ) 60円
- 「日の名残り」(カズオ・イシグロ) 60円
- 「完訳 グリム童話集(1)」 50円
- 「破壊」(島崎藤村) 50円
- 「遠い山なみの光」(カズオ・イシグロ) 50円
- 「愛のようだ」(中村文則) 40円
- 「異邦人」(カミュ) 40円
- 「芥川龍之介の「羅生門」「河童」ほか6編 40円
- 「雪国」(川端康成) 40円
- 「遠い声 遠い部屋」(カポーティ) 40円
- 「人間の土地」(サン=デグジュペリ) 40円
- 「忘れられた巨人」(カズオ・イシグロ) 40円
- 「三千枚の金貨(下)」(宮本輝) 40円
- 「地の星」(宮本輝) 40円
- 「月と六ペンス」(モーム) 40円
- そのほか 51点は、合計で 830円(1冊あたり@16.27)
詳細はわからなくなってしまいましたが、「その他51点」の中には、比較的最近の人気作家が多かったと思います。
自分なりに分析すると、それなりに売れている作品(市場に多く出回っている本)は買取額が低く、超大家の作品と今では絶版となって古本市場でもあまり見かけなくなった古い本が高い、ということではないでしょうか。
カズオ・イシグロ作品は超大家作品に該当します。
夏目漱石、川端康成などは大家と言えば大家ですが、実は古すぎて、古本屋でもあまり見かけることはありません。
サン=デグジュペリもモームは、古すぎてやはりあまり見かけません。
稀少性が肝なのかもしれませんね。
まあ、高いと言っても数十円です。購入額より高くなることはありません…。
さて、ちょっと楽しみが増えました。
まだ、2~300冊はこの狭い自室に放り込まれています。
今度は車で運んで、一気に処分して焼肉でも食べに行こうかな…。
なんて。
でも、お気に入りだけは処分しないよう注意するつもりです。
コメント
[…] […]