今宵のお酒は、福井県永平寺町の「白龍 ひやおろし特別純米酒」。

原酒なので、ガツンとくる力強さがあります。
原酒は割水をしていないので、アルコール度数も20%程度と通常の日本酒(16%程度)より高めですが、この白龍は17.5度とちょっと控えめ。
ひやおろしで、春先から蔵内で醸成されまさすから「まろやか」さがあります。
とはいえ、濃度の高い「酒感」は強いですね。
米は王道の山田錦。間違いありません。
私は基本、お酒は割らないで飲むことにしていますが、原酒に限って言えば、
・ロック
・ハイボール(酒1:ソーダ1+氷)
という飲み方もありだと思います。
福井県永平寺町と言えば、山間の歴史ある町です。
なんと言ってもその名の通り「永平寺」が有名ですよね。約800年も前に作られました。
教科書にも出てきましたよね。歴史ある寺院がたくさんあります。
特産品は寒冷地、米、清流とくれば当然「お酒」でしょう。
全国的にも有名です。
食べ物では、何といっても「ごま豆腐」だと思います。洗練された濃厚な味わいがあります。
これも永平寺の精進料理が発祥ですから歴史が積み重ねられた逸品かと。
それと、「鮎」ですかね。美味しかったです。
知らなかったのは「ハープ」の生産が有名だとか。
歴史ある町が、優雅で洋風な楽器の産地だなんて、ちょっと不思議な気がします。
周辺には「芦原温泉」、佐々木小次郎がつばめ返しをあみだしたという言い伝えのある「一乗滝」なんかもあります。何より、ちょっと足を延ばせば日本海が待っています。
景勝地、「東尋坊」もすぐです。
太平洋とは違った日本海の魅力を味わうこともできます。
さて、白龍。
強い酒感がクセになり、ぐいぐいと飲んでしまいますが、少しばかりアルコール度数が高いことから、酔いも早めに回ってきます。
なごみ水を少し多めに飲みながら、週末のちょっと深酒を楽しんでしまいました。
【白龍 ひやおろし特別純米】
原材料:米(山田錦100%)、米麹
製造者:吉田酒造有限会社
アルコール分:17.5度。



