50年以上も生きていると、時々不思議な話を聞くことがあります。
その中でも、今でも強烈に記憶されている話があります。
とある航空関連の会社に勤める方から聞いた話なのですが…。
アポロ計画に参加した日本人と某国スパイ
その会社の元重役で、かつてアメリカのアポロ計画に日本人技術者として参加した人物がいたという話から始まります。
画像転送技術における当時日本の第一人者であったとのこと。
アポロ計画に参加した程ですから、日本というより世界の第一人者だったのでしょう。
名前は教えていただけなかったので、ここでは仮にN氏としておきます。
アポロ計画が終了したあと、N氏は日本に戻って研究者として活躍していました。
既に高齢にはなっていたようですが、変わらずにその分野のトップとして後進の育成にも力を入れていたようです。
ある晩、N氏が自宅マンションに帰宅すると、電気が消えて真っ暗です。
マンションには高齢の奥様がいるはずでした。
するとそこに3~4名の某国の若者が、奥様を拘束して待っていたのです。
そしてこう言われたそうです。
「あなたのもっている技術を我々に教えて欲しい。断れば、奥様とあなたを本国に連れて行かねばならない」
と。
N氏は思案しますが、驚きの理由から彼らに技術を教えることにします。
”自分が断れば、この若者たちは、おそらく別の技術者の所へいくだろう。そうやって、誰からか技術を盗んでいくだろう。その誰かは間違いなく自分の教え子であり、すなわち自分よりこの技術を知り尽くしている者ではない。誤った知識を教えてしまうかもしれない。ならば自分が正しい知識を教えてやらねばならない”
自分と妻が連れ去られる、もしくは殺されてしまうかもしれない状況下にあって、N氏は正統な知識の伝授を優先したのです。
肝っ玉の据わった御方ですよね。
それから数か月間、若者たちと寝起きを共にしながら、N氏の持つ知識を彼らに教えたそうです。
若者たちは熱心に学び、最後には感謝の言葉の残し去っていったそうです。
きっと某国内でも相当のエリート技術者だったのでしょう。
ちなみに時代はココムが存在していました。
ココムとは、
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について
つまり、共産圏、社会主義国に対し、戦略技術の輸出をしてはいけないとされていた時代です。
有名な事件としては、1987年の東芝機械のココム違反があります。
N氏の行ったことは、明らかにココム違反にあたります。
その事をN氏が知らなかったとは思えませんが、いずれにしろ”正統な技術を継承したい!”という理由で、某国スパイに知識を教授したのですから、なんとも格が違いすぎますよね。
UFOは存在するのでしょうか?
そんな逸話のあるN氏に、航空会社の方は聞いたことがあるそうです。
「UFOとは存在するのでしょうか?」
N氏は即答したといいます。
「存在するよ。もう出来上がっているんじゃないかな。 あの頃米国で、反重力エンジン作ってたから…」
”あの頃”とはN氏が米国にいたころ、つまりアポロ計画に参加していた時を指します。
あるいは、その前かもしれませんが。
UFOは存在する。それは米国が作っている。
この話は決してお酒の席でのことではありません。
商談を終えて、雑談の中で聞いた話です。
航空関連の会社の方は高齢の管理職で、いつもは冗談など言わない方です。
既にN氏が故人となっていることから、思い出話の一つとして話してくれたのでした。
当時、とても衝撃を受けましたが、信ぴょう性があり過ぎる気がして、誰にも話せずにいました。
もちろん真偽のほどを確かめることなど出来ません。
スパイについては、まるで映画やドラマのようです。
技術を得るために家宅侵入して、「本国に拉致するぞ」という脅しまでする。
ですがどうでしょう。実際に某国のしてきたことと照らし合わせると十分にありえることかと思います。
UFOについては、全てのUFO事例を知っているわけではありませんが、
「反重力エンジンを動力をする飛行物体の開発過程の実験か、あるいは完成品が目撃された」
と考えると腑に落ちる気がするのです。
真実は…
この話を聞いてからもう20年近くが経ちます。
航空関連の会社の方とはあれ以来お会いしていないし、今ではどこにいらっしゃるかもわかりません。
”N氏”という、その分野での第一人者がいたという事実も、私には確認する術がありません。
時々、ネットでこの件を調べてみますが、今のところみつかっていません。
いわゆる”都市伝説”であれば、どこかで広まっていてもおかしくないと思いますが…。
UFO…。
果たしてその真実が明らかになる時はくるのでしょうか。