
仕事をするうえで、ちょっとした便利グッズを見つけることは大事ですよね。
仕事の効率を上げるという目的が一番ですが、つまらない仕事もグッズのおかげで少しばかり楽しくなったりもします。
携帯電話は、今では老若男女、誰でも手にしている時代になりました。ほんの20数年前に現れたころは、プライベートというよりまず仕事での利用で画期的なものでした。
何しろ、いつでもどこでも連絡が取れるのですからね。
私が20代の頃はまだポケベル鳴ったら公衆電話を探す!でしたから。
初めて自分の携帯電話を購入した時は、嬉しくて嬉しくて、誰か電話してくれないかと(自分から掛けると高い通話料が取られたので)、いつも手に持ち歩いては意味もなくいじったものでした。
仕事の仕方も大きく変わっていきました。名刺に携帯番号を記載するようになり、顧客から直接電話がかかってくるようになる。
同じ会社の同じフロアにいる同僚が、携帯電話にかけてくるなんてこともしばしば。顔見えてるじゃん!
お互い携帯電話が使いたかった、あの頃。
しかし、さほど時間が経たずに、嬉しい気持ちは消え失せ、辛い気持ちに変わっていきました。
電車に乗っていようが、ご飯食べていようが、トイレで踏ん張っていようがおかまいなしです。
「どこに行っても逃げられない」
携帯電話が当たり前になってからですね、仕事サボって映画見にいかなくなったのは…。
やがてパソコンも一人一台となり、個々のメールアドレスが与えられるようになりました。
こいつも始めこそ、メールが来るのが待ち遠しかったものですが、ほどなく辛いアイテムになりました。
朝出社する度、夕方帰社する度、大量の未読メールを受信トレイに見る度、うんざりした気分になったものです。
上司への報告も、目の前に座っているのに黙ってメール送信ってなことに…。
コミュニケーションのツールが脱コミュニケーションのツールになったような。
今では、会社メールは携帯メールに転送されるのはあたりまえ。
常時メールのチェックが出来るようになりました。
一時「出来る営業マンの仕事術」的なハウツー本には、メールを見ない時間を作るというアドバイスがありました。
いちいちメールに対応していたら仕事の効率が悪くなるという話でしたが、これは職種によるかもしれません。
特に営業パーソンにとって、顧客からのメールは大事なチャンスかもしれない。
逆に重大クレームの発生を早期に対処する必要もあるでしょう。
いつ何時でも即応できるために、PCメールと携帯の連動は必須ではないでしょうか。
さて、ここからが問題です。
今では会社から支給されている携帯電話。
すっかりマナーも心得て、出歩く際には常にマナーモード(バイブモード)にしていますが、鞄の中に入れて持ち歩くと、その振動に全く気付きませんし、ズボンのポケットに入れていても歩いているときも全く気付かないことがしばしば。
ちょっと商談が長引いたり、移動時間が長かったり、電車で居眠りしてしまったりすると、後で大量の着信通知、メール通知に気付いてびっくり仰天!ということが度々。
もちろん、商談の最中に電話を見る事はまずありませんが、バイブに気づけば「何か連絡がはいったな?」と商談の合間に携帯を覗くことは可能です。緊急の用件の場合は商談を中断して電話をかけにいくことも可能です。
また、電車の中でも気づけば、場合によっては途中下車してでも対応が必要があるかもしれません。
しかし、全く気付かずにいると、どうしようもありません。
気づいたときには、既に遅かったという事態にもなりえるでしょう。
まあ、気づかなかった方が幸せ、ということもありますが…。
そんな”携帯気づかない問題”について、どうにかならないものか?と、いろいろグッズを探してみました。
まず目を付けたのが「携帯フォルダー」。ベルトにつけるやつです。

実はこれ、以前使っていました。これには問題ありました。
上着を着ると上着の裏地がフォルダーに擦れて痛んでしまうんですね。
ある時気づいたら、スーツの上着の裏地のフォルダーの当たる部分が、無残にも破れていました。
それと、上着を着ない夏でも、なんか”もっさり”していてどうも見た目がダサい。とういう点でNG。
次に目を付けたのがスマートウォッチ。

これは、ジョギング用に使っているやつでした。
普段はジョギングする時だけ、携帯のアプリとBluetooth連動して使っていましたが、よくよく調べると携帯の着信通知、アプリ(メール)通知機能もあるとのこと。
実際にやってみると確かに「ブーン」と振動で伝えてくれます。
がしかし、振動が1秒以下と短く、1回きりなので間違いなく気づきません。
それと、仕事用に身に着けているのは金属バンドのアナログ時計です。
営業という仕事柄、手元はいつも見られている。
スマートな出来る営業マンにとって、そこは譲れないところ。
また、両手に時計をはめているというのも、50代の変なおじさんに見られそう。
ということで、腕に装着しないで済む、振動がきちんと伝わりやすいスマートウォッチ的なものはないだろうか?と探していたところ、ありました。これ

Xiaomi Mi スマートバンド5です。
振動がオリジナルのパターンで作ることが出来ます。
「プ、プ、プ、プ、プ」にしたり「ブー、ブー、プー、プー」としたり、「ブーン、ブーン、ブーン」としたり、通知の種類(着信、メール、メッセージ)毎に変えることが出来るのです。
そしてなにより、これ、こんなものがあるのです。

クリップ式のバンドです。こいつに装着すると

こんな感じになります。これなら腕に着けることなく、Yシャツの胸ポケットに取り付ける事が出来ます。
早速購入して、取り付けてみると…、残念ながら振動がほとんど伝わってきません。
ズボンのポケットに止めてもみましたが、やはり振動が伝わらない。続いてえい!

こいつも買っちゃいました!
こいつにシャオミを装着して、ペンダントみたいにして下着の下に滑りこませました。
みぞおちあたりに、直に振動が伝わるはずでした。が、これも振動が感じられない。
結局のところ、腕に装着するのが間違いないということが判明しました。
じゃあ、どこの腕?苦肉の策で、手首より上の方に装着し、Yシャツの袖から見えないように配置。いいじゃん!
ここまで辿り着くのに、
クリップ式バンド¥980、レザーリング ¥1,180、ちなににシャオミは¥4,490を使いました。トホホ。
シャオミ以外は、明らかな無駄遣いです
でも実際、かなり重宝しております。これならば、スマホを鞄に入れたまま移動できます。
常に商売のチャンスとリスクを瞬時に捉えることのできる、出来る営業マン!!になりました!
か?本音をいうと、ひっきりなしにブンブン振動する左腕が、時々恨めしく感じる…。
実はあんまり仕事はしたくないのに、仕事便利グッズを探すのが楽しいだけなのかもしれないです。



